2005年5月25日(水)「しんぶん赤旗」

05都議選 駆ける 6月24日告示

小児病院の存続へ奮闘

北多摩4区(定数2)

しのはら重信(53)新


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清瀬小児病院で、子育て中のお母さんと話し合うしのはら都議候補

 北多摩4区では定数2に対して、3人(日本共産党1、自民1、民主1)が立候補を予定しています。日本共産党は、しのはら重信候補の議席獲得をめざします。


 「子どもを診てくれる病院があるから移り住んできたのに、その病院がなくなってしまう」。石原都政が都立清瀬小児病院を廃止しようとしていることに、住民から不安の声があがっています。しのはら重信都議候補は、その声を受けとめ、病院存続へ奮闘しています。

 清瀬小児病院はNICU(新生児集中治療室)を持ち、軽度から重度まで対応でき、清瀬、東久留米両市で唯一の災害拠点病院でもあります。難病の子どもを治療するために移り住んできた家族も珍しくありません。

 しのはらさんは言います。「都は府中に小児総合医療センターをつくるというが、清瀬市や東久留米市からは車で一時間以上もかかる。助産師の方も、『清瀬小児病院がなくなれば、いざというときに対応できない。困る』といっている。廃止すれば救えるはずの命が救えなくなる」

 清瀬市、東久留米市の両市長は清瀬小児病院廃止に反対を表明。存続を求める住民の署名は十二万人を超え、第二次署名も広がっています。「なぜ都は計画を中止しないのか」。しのはらさんの声に力がこもります。

 ところが、北多摩四区から選出されている自民、民主の両都議は、存続を求める都議会請願署名の紹介議員になることを拒否。自民党都議は都議会で、三つの都立小児病院を廃止して小児総合医療センターをつくる計画に対し、「小児医療の拠点整備が進んでいくことを評価」するとのべ、統廃合の推進役になっています。

 中村京子さん(37)=東久留米市滝山=は言います。

 「四歳の娘が肺動脈狭窄(きょうさく)で清瀬小児病院で定期的に検診を受けている。存続のために本当にがんばっている、しのはらさんにこそ都議になってほしい」

略歴 党東久留米・清瀬都政対策委員長。東久留米市議5期。ひばりが丘団地自治会副会長。群馬県出身

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