2005年5月14日(土)「しんぶん赤旗」
米司令部の座間移転反対署名
人口半数近い約6万人に
市あげて 3週間で
神奈川
米陸軍・第一軍団司令部を、神奈川県のキャンプ座間(座間市、相模原市)に移転する計画に反対して、座間市の星野勝司市長が先頭に立ち、市民に呼びかけていた署名が十三日までに、市の人口(約十二万九千人)の半数近い五万九千五百二十人分に達しました。
市と市議会、自治会連絡協議会でつくる「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会」(会長・星野市長)が同日、記者発表したもので、十六日に外務大臣と防衛庁長官に対して署名を提出する予定です。
座間市では「司令部移転は、基地の強化、恒久化につながる」として、市長と市議会、市民が一体となって反対運動を進めています。署名は四月十八日からスタートし、わずか三週間ほどで人口の約46%に達しました。ほかに市外から千百六十三人分の署名が寄せられました。
星野市長と曽根寿太郎議長をはじめ全会派の市議が、街頭で署名を訴え、自治会連絡協議会も各自治会で一軒一軒に署名を呼びかけました。
移転反対の市連絡協議会の理事で日本共産党座間市議団の中沢邦雄団長の話 短期間に市と市議会、自治会が協力して、市民の半数近い署名をいただいたことは、市民の関心の高さ、司令部移転反対の強い意志を示したものです。国は、この地元の意見を尊重することが求められます。司令部移転計画を断念させるまで、三者が力を合わせて頑張る決意です。