2005年5月1日(日)「しんぶん赤旗」

攻撃相次ぎ死者50人に

イラク


 【カイロ=小泉大介】イラク新政府発足から一夜明けた二十九日、イラクでは首都バグダッドとその周辺で自動車爆弾による攻撃が少なくとも十七回発生、現地からの報道によると、この日の死者は五十人に達し、負傷者は百人を超えました。新政府は悪化の一途の治安状況を改善するという極めて困難な課題に直面しています。

 バグダッド中心部のアダミヤ地区では同日、イラク軍のパトロール隊や警察署にたいする自動車爆弾攻撃が四回発生し、市民五人を含む二十人が死亡、六十五人が負傷しました。バグダッド南方のマダインでも道路脇の爆弾や自動車爆弾による攻撃が相次ぎ、少なくとも十三人が死亡、二十人が負傷。中部バクバでも自爆攻撃で四人が死亡、二十人以上が負傷しました。

 この日は米軍にたいする攻撃も激化し、バグダッド北部では自動車爆弾による攻撃で米兵一人が死亡、二人が負傷、バグダッド南方ディヤラでも同じく自動車爆弾で米兵二人が死亡。二十八日には北部モスル近郊のタルアファルで米兵四人が死亡、二人が負傷しました。一昨年三月のイラク戦争開戦以降の米兵死者は千五百七十九人に達しました。

 この情勢の悪化をうけ、イスラム教スンニ派有力組織、イスラム聖職者協会のダーリ事務局長は「新政府が占領下のイラクの問題を解決できるとは思えない。占領がつづく限り希望を見ることはできない」と語りました。


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