2005年4月6日(水)「しんぶん赤旗」

伊与党、地方選で大敗

8知事のうち6知事を失う

イラク戦争に批判


 【パリ=浅田信幸】三、四の両日、イタリアの十三州でおこなわれた知事選挙の開票の結果、ベルルスコーニ首相の与党・右派連合は現有八州知事を二に減らし、イラク戦争を批判したプローディ前欧州委員長(元首相)を指導者とする中道左派連合「ユニオン」が十一州知事を獲得しました。

 全国的な得票率でも右派連合45%に対し、中道左派は53%を獲得。ベルルスコーニ首相にとっては反論の余地のない完敗となりました。

 イタリアはイラクに三千三百人の部隊を派兵しています。三月初めには拉致から解放されたばかりの記者がバグダッドで米軍の銃撃を受け、車に同乗していた情報機関員が殺される事件が発生。ベルルスコーニ政権の対米一辺倒の外交姿勢に批判が高まっていました。イラク問題での「政権への審判」といわれた選挙で、有権者の判断に大きな影響があったとみられます。

 プローディ氏は大勢が判明した四日夜、「われわれはきょう得票数でも州の数でも圧勝した。この選挙で国民はわれわれに統治する準備をするよう求めた」と勝利宣言し、一年後の総選挙に臨む意欲を明らかにしました。

 敗北が確定したベルルスコーニ首相は声明の発表を拒否。与党の一角を占める国民同盟の党首フィーニ外相(副首相)は「与党に対する明確なサイン、警鐘が鳴らされた。国民は与党の活動に納得できないことがあると指摘した」とのべました。


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