2005年4月5日(火)「しんぶん赤旗」

ブッシュ大統領に責任

大量破壊兵器のウソ

米独立委報告で独各紙論評


 【ベルリン=片岡正明】米国の独立調査委員会がイラク大量破壊兵器情報を「完全な誤り」と報告したことについて、独各紙二日付はブッシュ米大統領の責任を追及する社説を掲載しました。

 ターゲス・ツァイトゥング紙は「いったいどのような役割を米政府ははたしていたのか」に世界の関心があるにもかかわらず、米中央情報局(CIA)だけが悪者にされ、CIAのウソがどうして見抜けなかったかの「判定はない」と論評。「情報機関は間違うこともよくあるはずなのに、どうして決定的な問題で究明しようとしなかったのか」として、「ブッシュ政権は不信を取り除かない限り、国際的に孤立を深める」と論じています。

 南ドイツ新聞はCIAが情報をねつ造できたのは「あらゆる対価を払ってもイラク戦争を正当化できる都合のいい情報を米政府が吸い上げようとした」からだと米政府の責任を指摘。戦争遂行は「米政府が雰囲気をつくり」あげたもので、「CIAだけでなくホワイトハウスも責任を負っている」と独立調査委員会の不十分さを批判しています。

 ノイエス・ドイチュラント紙は「二〇〇三年三月十八日にイラクが大量破壊兵器を所有していると宣言したのはブッシュ大統領だ」と強調。「分厚いウソの情報をもとに出兵がおこなわれ、大量破壊兵器(のウソの情報)が二十一世紀で初めての予防戦争を合法化する根拠として使われた」と述べ、米政府最高責任者のブッシュ氏の責任を追及しています。


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