2005年3月21日(月)「しんぶん赤旗」

今週の国会

介護保険改悪法案

あす衆院審議入り


 連休明けの国会は、国民へ負担増・大増税路線を迫る二〇〇五年度予算案の成立が見込まれる一方、介護保険改悪法案が衆院で審議入りします。

 〇五年度予算案の審議が続く参院予算委員会は、二十二日に「証券・金融・規制緩和」での参考人招致、集中審議をおこないます。小泉純一郎首相も出席します。同委は二十三日に締めくくり総括質疑をおこない同予算案を採決、同日中にも参院本会議で採決に付され予算が成立する見込みです。

 「三位一体改革」に関連する、義務教育費国庫負担法等「改正」案は、二十二日の参院文教委員会で質疑が始まります。

 二十二日の衆院本会議では、介護保険改悪法案の趣旨説明がおこなわれます。同法案は、「介護予防」の導入を名目に軽度の要介護者への家事援助サービスを制限し、特養ホームなど介護保険施設利用者の施設居住費や食費を保険給付外として自己負担にかえるなど、給付抑制と負担増を押し付ける内容。本会議では、日本共産党から山口富男議員が質問にたち、政府の姿勢をただします。

 社会保障制度の見直しに関する協議について、二十三日に自民、公明、民主三党の幹事長代理、国対委員長会談が開かれる予定。協議の場、進め方に関する詰めの協議をします。


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