2005年3月18日(金)「しんぶん赤旗」
「賃金低すぎる」と25万人
全国各地でストや昼デモ
国民春闘共闘委
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大企業各社が空前のもうけを上げながら、大手労組が軒並みベア要求を見送り、怒りが広がっているもとでの〇五春闘。全労連や純中立労組懇でつくる〇五国民春闘共闘委員会は十七日、財界・大企業の賃下げ攻撃をはね返し、本格化する中小のたたかいをはじめ国民春闘勝利をめざし、ストライキを含む全国一斉行動に立ち上がりました。
パートや派遣などを含むすべての労働者の賃上げや賃金底上げ、均等待遇、憲法改悪反対とくらしと平和を守る切実な要求を掲げ、二十五単産四十七都道府県で約二十五万人が行動しました。
建交労やJMIU(金属情報機器)などが三十分から半日ストを実施、職場集会や昼デモなど多彩にくり広げました。
東京や埼玉では、スト実施中の職場をバスや車で巡回して激励。大阪では、駅頭宣伝やランチタイムデモなどの「大阪総行動」に一万人以上が参加。大阪城公園で千人の決起集会を開きました。
東京・立川市での三多摩統一スト集会に参加したJMIU超音波工業支部の高沢新吾さん(27)は「僕たちの賃金は、生活実態からしたら、低すぎると思います。生活を支えているのは、月々の賃金。それを引き上げてもらわないと、将来設計が立たない。くらしと平和を守るために、多くの人たちと手を携えていきたい」と話していました。