2011年8月29日(月)「しんぶん赤旗」

横浜で総合防災訓練

在日米海軍が初めて参加


 横浜市は28日、米海軍上瀬谷通信施設(瀬谷区、旭区)の瀬谷区域で市総合防災訓練を行い、消防、陸上自衛隊、県警などとともに、初めて在日米海軍が参加しました。林文子市長、在日米海軍厚木航空施設司令官のエリック・W・ガードナー大佐も訪れ、市民ら約3500人が参加しました。

 同施設は市の広域避難場所に指定され、2004年の日米合同委員会で返還が合意されている場所です。

 市民団体「米軍上瀬谷基地返還と跡地利用問題懇談会」と、日本共産党市議団は、基地の固定化に結びつくと抗議し、米軍との共同訓練の中止を要請していました。

 訓練では、相模トラフでマグニチュード7・9、震度7の過去最大の地震発生と想定。市民のバケツリレーでの消火活動やヘリでの救助、救助犬が倒壊した建物から人を捜し出して救出する訓練などが行われ、米海軍のヘリが物資を輸送しました。

 林氏は自衛隊、海上保安庁などの協力とともにガードナー氏、米海軍の参加に「ご協力に深く感謝致します」とあいさつしました。





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