2011年6月14日(火)「しんぶん赤旗」

準々決勝は好カード

将棋・第42期新人王戦 8強出そろう


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(写真)佐藤天彦六段

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(写真)糸谷哲郎五段

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(写真)豊島将之六段

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(写真)渡辺愛生三段

 将棋の第42期新人王戦は3回戦を終え、ベスト8がすべて出そろいました(トーナメント表)。準々決勝は見逃せない好カードばかりです。

 新人王経験者の佐藤天彦六段(23)、糸谷哲郎五段(22)の2人が順調に勝ち上がり、2度目の優勝をねらっています。昨年の王将戦の挑戦者となった豊島将之六段(21)も名を連ねています。

 奨励会(プロ養成機関)所属で初出場、渡辺愛生三段(23)、千田翔太三段(17)の2人が注目されます。

 渡辺三段は前期優勝の阿部健治郎新人王(四段)(22)を破る金星をあげ、千田三段も関西で有力な菅井竜也四段(19)、里見香奈女流三冠(19)を連破しました。

 前期、アマチュアとして初めてプロ棋戦で決勝に進出した赤旗名人の加來博洋さん(30)は、1回戦を突破したものの2回戦で豊島六段に敗れました。

 永瀬拓矢四段(18)は今年に入ってから18連勝するなど絶好調。佐々木勇気四段(16)は最年少棋士として注目される逸材。中堅の村田顕弘四段(24)も進出しています。

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