2011年3月11日(金)「しんぶん赤旗」

暴言メア部長を更迭

「辺野古移設」断念せよ 志位委員長が主張


 日本共産党の志位和夫委員長は10日、国会内で記者会見し、アメリカのケビン・メア前国務省日本部長の暴言問題に関して、日米政府の動きを厳しく批判しました。

 志位氏は、来日したキャンベル国務次官補がメア氏の暴言問題で米国政府として公式謝罪し、同部長が更迭された動きについて、「この問題を通じて、米軍普天間基地の県内移設絶対反対という沖縄県民の意思はいよいよ強固なものになった。『辺野古移設』を断念し、普天間基地は無条件に撤去すべきだ。日本政府にはそういう立場での交渉が必要だということを強く言いたい」と述べました。

 志位氏は、キャンベル国務次官補と日本政府が、普天間基地の「辺野古移設」にむけた具体的な協議を同日に行ったことについて、「こんな時に全く言語道断だ。沖縄の地元メディアからも“よりによってこんな時に『辺野古移設』の協議などとんでもない”という声が上がっている」と強く批判しました。


ルース米大使に志位書簡届ける

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は10日、アメリカ大使館を訪れ、メア米国務省前日本部長の暴言に関して、発言の全面撤回と謝罪を求める志位和夫委員長からルース大使にあてた書簡をズムワルト首席公使に手渡しました。





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