2011年2月11日(金)「しんぶん赤旗」

東村・米軍ヘリパッド 工事また強行

住民と党県議団 沖縄防衛局に抗議


 米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)の工事強行が問題になっている沖縄県東村高江で10日、8日に続いて沖縄防衛局が工事を強行しました。


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(写真)「無謀な工事やめよ」と沖縄防衛局(右側)に厳しく迫る党県議団=10日、沖縄県東村高江

 午前10時半すぎ、話し合いを求める住民らを無視し、重機を積んだトラックなど二十数台の車列を連ね、防衛局職員と業者数十人が建設予定地2カ所(N1、N4地区)に迫りました。

 住民らとともに監視活動に参加した日本共産党県議団(嘉陽宗儀団長、5人)全員が「裁判中に工事強行とは何か。直ちに中止しなさい」と強く抗議しました。

 「沖縄県民の総意は新たな基地を許さない」と訴える住民と党県議団に、防衛局職員は「県も認めている」「(知事の)理解を得ている」などと公言。党県議団は「私たちは議会質問した当事者です。県民の人権を踏みにじる、こんな工事のやり方を、いつ知事が認めたのか。ウソをついての強行は許せない」と厳しく批判しました。

 防衛局側はまともに答えられないまま、工事に固執しました。

 嘉陽団長は「米軍は銃剣とブルドーザーで県民の土地を奪った。防衛省のやり方は、それよりももっとひどい」と語りました。





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