2010年11月21日(日)「しんぶん赤旗」
働く女性が大集合
直接雇用と解雇撤回求める
横浜
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「いかそう憲法・核も基地もない世界に なくそう貧困 つくろうジェンダー平等の社会を」のスローガンを掲げ、第55回はたらく女性の中央集会(主催は同実行委員会)が20日、横浜市内で始まり、会場は全国から集まった参加者1350人の熱気に包まれました。21日までの日程です。
「直接雇用、解雇撤回を求めてたたかいます。みなさん、私たちは進みます」―。神奈川県内をはじめ、各地で「非正規切り」や不当解雇、遠隔地配転、パワハラ・セクハラなどに対してたたかう当事者が次つぎ発言しました。
会社再生を口実にした「整理解雇」に反対してたたかう日航キャビンクルーユニオンの代表は、「50歳以上の乗務員の整理解雇を許さないたたかいを広げ、健全な再生を求めます」と表明し、会場に大きな拍手が響きました。資生堂・アンフィニの雇い止めとたたかう全労連・全国一般の池田和代さんは、「企業に雇用の社会的責任を求めていく」と力強く語りました。
主催者あいさつした柴田真佐子実行委員長(全労連副議長)は、妊娠・出産で働く女性の約7割が離職を余儀なくされ、「非正規切り」も横行していると指摘。労働者派遣法の抜本改正を実現し、人間らしく働けるルールをつくろうと呼びかけました。沖縄・米軍普天間基地の無条件撤去、新基地建設反対にむけ、沖縄県知事選挙でイハ洋一候補を勝利させようと語ると、大きな拍手が起こりました。
ジャーナリストの堤未果さんが「『貧困大国アメリカ』の取材から見える日本のこれから」と題して講演。日本共産党の田村智子参院議員、神奈川労連の水谷正人議長が来賓あいさつしました。