2010年10月3日(日)「しんぶん赤旗」

日本共産党常任活動家

新たに171人を合葬

追悼式で広井副委員長あいさつ


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(写真)合葬追悼式で日本共産党常任活動家の墓に献花する遺族の人たち=2日、東京・八王子市

 全国の日本共産党常任活動家と議員を合葬する第25回合葬追悼式が2日、東京都八王子市の上川霊園で行われました。秋晴れの下、59遺族101人が参列しました。

 今回新たに合葬されたのは171人で、合葬者は合わせて2746人になりました。

 上田均合葬委員が、新たな合葬者の名前を一人ひとり読み上げて紹介し、名簿を墓前に収めました。黙とうのあと、中央委員会を代表して広井暢子副委員長があいさつしました。(別項)

 3人の遺族があいさつしました。

 故松下功さん(元中央委員、元静岡県委員長)の妻、松下由美子さんは、夫が地方選挙で候補者の当選をわがことのように喜び、落選の時には申し訳なさで落ち込んでいたことにふれ、「夫は党とともに生き、平和と国民の生活を守ることに命をかけた一生でした」とのべました。

 故岩本昭吉さん(元大分県宇佐市議)の長男、岩本安昭さんは「共産党の市議のみなさんは、いつも困難な仕事をされていて、頭が下がります。どうか党の伝統を引き継いでいただきたいと思います」とのべました。

 故森元基男さん(元和歌山県常任委員)の妻、森元和美さんは、一家全員で「しんぶん赤旗」の配達・集金や党・後援会のレクリエーションに参加した思い出にふれ、「夫の笑顔が周りの人に元気を与えていたのは、党員としての誇りと未来への揺るぎない展望を持っていたからだと思います」とのべました。

 全員で献花を行いました。


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(写真)あいさつする広井暢子副委員長=2日、東京都八王子市

広井副委員長のあいさつ(概要)

 常任活動家の墓石には「不屈の戦士、ここに眠る」と刻まれています。私も合葬委員としてこの墓石と向き合うたびに誇りある党の歴史をつくってきた先人のたたかいに胸を熱くし、自らを初心に帰ってみつめてきました。

 私たちは第2回中央委員会総会を開き、選挙の総括とこれからの活動の方向を確認しました。新たな前進のために党の自力をつけ、党の指導や活動のあり方を刷新することを決意しました。

 2中総には、(1)党綱領がどんな問題でも現状の打開策と展望を示す生命力を持っていることへの確信(2)あらゆる活動で一人ひとりの党員と国民との結びつきを大事にして広げる立場に立つこと―というテーマが貫かれています。全党の集団的英知の結晶として生み出されたこの決定を力に新たな前進をつくり出す決意です。

 子どもや若者も、高齢者も生きることが苦しい社会の閉塞(へいそく)状況の中で、党の存在と役割の発揮がこんなに求められている時代はないと痛感します。国民は新しい政治を切実に求めています。綱領の立場で解決の方向を示し、政治の変革者の本領を発揮して21世紀に「国民こそ主人公」の日本を実現するためにいっそう奮闘します。

 今日合葬されたみなさんとその道をともに歩まれ、支えて来られたご家族のみなさんには少なくないご苦労があったことと思います。みなさんが悲しみを乗り越えてお元気で暮らされることを心から願い、合葬されたみなさんの遺志を受け継いで歩み続けることをお誓いします。





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