2010年8月4日(水)「しんぶん赤旗」

党創立88周年記念講演会

2氏のあいさつ


 3日に開かれた日本共産党創立88周年記念講演会(東京・日比谷公会堂)での小池晃政策委員長、田村智子参院議員のあいさつを紹介します。


一刻も早く国政復帰へ全力

政策委員長 小池 晃さん

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 みなさん、こんばんは。小池晃です。暑いたたかいを東京のみなさんはもちろん、全国のみなさんにご支援をいただき、心からお礼を申し上げたいと思います。東京の議席を奪還できなかったことは残念無念です。「永田町国会病院」を一時休診せざるを得なくなったことは、大変申し訳なく思っています。

 しかし、国会議員のバッジがなくても政治を動かすのが日本共産党員の仕事だと思っています。引き続き政策委員長として、新しい政治を求める国民の探求にこたえる政策と展望を語っていきます。

 日本の政治のゆきづまりを打開するためには何が必要か。日本の政治の根本の問題は何なのか。大企業に社会的責任を果たさせ、アメリカと対等平等に向き合えるような日本をつくっていく、この仕事ができるのは日本共産党しかありません。党の議席を伸ばすことこそが国民の願いにこたえる道なんだと胸に落ちるような政策と展望をつくっていきたい。みなさんのもとに足を運んで語っていく仕事に取り組んでいきたいと思っています。

 この間、本当に多くの方々から「残念だった」「悔しかった」という声をかけていただいています。手紙やメールを毎日寄せていただいています。「しんぶん赤旗」で対談した方、マスコミの関係者、国会の職員からも声をかけられました。ある他党の国会議員から「自分の家族に小池さんに入れるように言ったのに残念だった」と言われて驚きました。

 しかしこれだけ多くの期待を寄せていただき、この東京選挙区でたたかったことは私にとって貴重な経験となりました。敗北の経験は次のたたかいに必ず生かさなければならないと肝に銘じています。しっかりリニューアルして、一回り大きくなった“ニュー小池”として、一刻も早く国政の場に復帰してみなさんの願いを背負って頑張りぬく決意です。今後ともいっそうのご支援を心からお願い申し上げあいさつといたします。どうもありがとうございました。

要求の実現までねばり強く

参院議員 田村智子さん

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 暑い熱い選挙戦を全国の候補者のみなさんと心一つにたたかって、初めて国会に送り出していただきました田村智子です。

 7月30日にはじまった臨時国会はわずかな期間ですが、私が担当する参院厚生労働委員会は、国会最終日の8月6日に開かれることとなり、当選から1カ月足らずで初質問することが本日、決まりました。緊張していますが、国民の代弁者だと思えば怖いものはありません。元気に堂々と、国会での論戦にのぞみます。

 私は、国会議員の秘書として8年間、教育や社会保障の分野を担当して働いてきました。2003年に小選挙区の候補者に「スカウト」され、以来、国会をめざす候補者として7年間、草の根で活動してきました。

 多くの方々と出会い、行動してきた日とすべてが私の活動の糧です。医療費3割の負担で「がんの治療を続けられない」という方、介護ベッドをとりあげられ部屋をはってトイレに行っているという方、消費税をおさめられず税務署から「そんな商売はやめてしまえ」と暴言をはかれた商店主、日雇い派遣で休みなく働きながらネットカフェや公園を2年以上も転々としていた若者…。この憤りを、どこにぶつけたらいいのか。そういう多くの方々になりかわって、国会で発言し、国会の中と外を太く結ぶパイプとなって、必ず新しい政治への扉を開く決意です。

 参議院選挙で、私は、これまでの日本共産党員としての25年の歩み、候補者としての7年間の歩みにてらして、「日本共産党はあきらめない政党です」と、国民のみなさんに約束をしてきました。

 国民の要求に道理があるならば、自ら実現への可能性を切り開き、実現するまで、なにがあってもあきらめない。この立場をつらぬいて、ねばりにねばって、はつらつと、平和の願い、切実なくらしの要求実現にむけて全力を尽くします。今後とも新しい政治を切り開く大きな行動を巻き起こすためにみなさんと一緒に頑張ります。





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