2010年7月16日(金)「しんぶん赤旗」

オバマ氏支持率低下

各種調査 経済運営に不信感


 【ワシントン=小林俊哉】米メディアの世論調査で、オバマ大統領への支持が低下しています。ワシントン・ポスト紙とABCテレビの共同世論調査結果(13日公表)で、オバマ氏の支持率は50%、不支持率は同調査でこれまでで最高の47%でした。CBSテレビの世論調査(同日公表)では、支持率44%に対し、不支持率も44%となっています。

 ワシントン・ポストとABCの調査は、「米国の将来にとって正しい判断ができるかどうか」について、オバマ氏と議会の民主党、共和党に対する信頼の度合いを質問。オバマ氏を「まったく信頼しない」、「わずかしか信頼しない」と答えた米国民が合わせて58%に上りました。民主党を信頼しないとした人は68%、共和党を信頼しないとした人は72%となっています。

 CBSの調査では、オバマ氏の経済運営について、支持が40%に対し、不支持が54%に上りました。

 「国のもっとも重要な問題は何か」という問いに「経済」と答えたのが38%とトップで、2番目に多かった「イラク、アフガニスタンでの戦争」の7%を大きく引き離しました。

 米国民がもっとも望む経済回復で思わしい成果を収めていないオバマ政権と、二大政党への政治不信の広がりをうかがわせます。





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