2010年7月14日(水)「しんぶん赤旗」

“捲土重来を期す”

小池氏がラジオ出演


 日本共産党の小池晃政策委員長は13日、FMラジオ・J―WAVE「JAM THE WORLD」に出演し、東京選挙区候補(次点)としてたたかった参院選を振り返りました。

 選挙結果について小池氏は、当選には至らなかったものの23区中10区、26市中16市で定数5以内に入っていたことを紹介。論戦でも消費税増税反対や米軍普天間基地の問題で「全体の論戦を動かし、民主党政権を追いつめた」と述べました。

 また、民主党政権が国民の厳しい審判を受ける一方で、自民党も比例票を大きく減らしていると指摘。「今回の選挙結果は民主党政権に対する審判だが、自民党の復活ということでもない。国民は模索しているのではないか。そういうなかで共産党こそ現状を変えられるということが届け切れなかった」と述べました。

 司会者から「二大政党が日本の政治風土に合っているのか、クエスチョンマークが出ている」と問われ、小池氏は「二大政党ではダメだということは、はっきり(自民、民主)両方に審判が下ったわけです。本当の意味で新しい政治の流れをつくらなければいけない」と語りました。

 今後について聞かれた小池氏が「共産党員はバッジをつけていなくても政治を動かすことが仕事だと思っています。公約実現のために頑張りたい。そして今後の選挙で捲土(けんど)重来を期したい」と語ると、司会者は「小池さんは討論番組などで認知度も高い。ぜひ今後も頑張っていただきたい」とエールを送りました。





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