2010年7月8日(木)「しんぶん赤旗」
最賃引き上げさせよう
全労連など厚労省前宣伝
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全労連と国民春闘共闘、東京春闘共闘は7日、最低賃金(最賃)を全国一律で時給千円以上とするよう求めて、厚労省前で宣伝を行い、300人が参加しました。
貧困の打開が参院選で問われ、最低賃金の引き上げについて中央最低賃金審議会の審議が今月2日から始まっています。
小田川義和全労連事務局長は、「法人税率引き下げのための消費税増税は許さず、大企業優先の政治から労働者の生活重視の政治に切り替え、最賃も引き上げさせよう」と強調。また公務員の賃金改善のために、官製ワーキングプア打開や均等待遇に取り組むよう呼びかけました。
各労組の代表が、「建設現場で、単価切り下げや下請けたたきが起きている。ルールがなければ、賃金は際限なく下がる。公契約法と最賃引き上げが必要だ」(東京土建)、「パートやアルバイトは最賃ギリギリだ。最賃が上がれば、時給も上がる。全国で運動を広げたい」(生協労連)と発言しました。
経済産業省・中小企業庁前では、最賃引き上げとセットの中小企業支援策の実施を求め、総務省前でも、官製ワーキングプアをなくすため自治体労働者や関連労働者の労働条件改善を求めて、宣伝行動を行いました。
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