2010年6月24日(木)「しんぶん赤旗」

三菱重・内閣府に 署名13万人

挺身隊訴訟 韓国市民・国会議員分


 戦時中の三菱軍需工場への強制連行・強制労働に対する謝罪と補償を求めている名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身(ていしん)隊訴訟の原告と弁護団、韓国国会議員らは23日、三菱重工業本社(東京都港区)と内閣府に、同社と日本政府の謝罪と補償を求めて署名を提出しました。同訴訟は2008年に最高裁で原告側の敗訴が確定しています。

 同署名は韓国国内で、「勤労挺身隊お婆さんと供にする市民の会」が集めたもので、市民13万4162人分、韓国国会議員100人分。

 原告らは対応した三菱社員に、涙ながらに「私たちの命はもう長くない。13万余の署名の後ろには韓国の全国民がいる。三菱は目をさませ」「『韓国併合』100年の今年こそ解決を」とのべ、速やかな解決のため7月15日までに協議団を設けることを要求しました。

 同日、本社前では、「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」が、「尊厳回復の解決策を」などの横断幕や亡くなった被害者の遺影を掲げて宣伝しました。





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