2010年6月22日(火)「しんぶん赤旗」

「老齢加算復活は切実」

厚労省前座り込み


 「生活保護の老齢加算の削減・廃止は違法」とした福岡高裁の原告勝訴判決を受け、生存権裁判を支援する全国連絡会(小川政亮名誉会長)は21日、厚生労働省前で座り込みを行い、上告の断念と老齢加算の復活を求めました。23日まで連日行います。

 同連絡会の辻清二事務局長は「福岡高裁判決は、これからの国民生活の向上にとって土台となる貴重な判決だ」と述べました。

 東京生存権裁判の原告団長横井邦雄さん(81)は、厚労省の建物を見上げながら訴えました。「あなたがたの父親やおじいさんと同じ年代の人たちが、あなたがたの政策で毎日生活に困っているんだよ。こんなことが続くようでは、われわれだけでなく日本全体が困ったことになりますよ」

 竹下義樹弁護団長は「参院選を前にして、誰もが『福祉』を口にする。本気で私たちに温かい手を差し伸べようとしない政治家は追い出そう」と呼びかけました。





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