2010年6月12日(土)「しんぶん赤旗」

民主党

証人喚問を全面拒否

与野党書記局長・幹事長会談 市田氏が批判


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(写真)与野党書記局長・幹事長会談.左から2人目は市田忠義書記局長=11日、国会内

 与野党書記局長・幹事長会談が11日、国会内で開かれました。日本共産党など野党側が求めていた小沢一郎前民主党幹事長の証人喚問など、「政治とカネ」をめぐる問題での要求に対し、民主党は全面拒否の姿勢に終始しました。

 会談で野党側は、小沢氏らの証人喚問、鳩山由紀夫前首相の偽装献金事件関連の資料提出、石川知裕衆院議員、小林千代美衆院議員の辞職勧告決議案の本会議採決を求め、与党の対応を改めてただしました。

 民主党の枝野幸男幹事長は、野党側の証人喚問などの要求に対し、「論点整理もされないまま、抽象的なことをいわれても議論はできない」などとして、書記局長・幹事長レベルの協議対象にさえしない考えを示しました。

 日本共産党の市田忠義書記局長は、「論点は整理した上で提起している」「これまでも疑惑をもたれた政治家が証人や参考人として国会に出てきた」と指摘。「ところが、民主党政権では一切応じていない」と述べ、その異常な対応を批判しました。他の野党各党からも、鳩山前首相自身、元秘書の公判が終了した段階での資料提出を国会答弁で約束しており、それをどうするのかという一例を挙げても、論点は明確だと指摘する声が上がるなど、民主党の姿勢を批判する発言が相次ぎました。

 また同日、与野党国対委員長会談が開かれ、日本共産党の穀田恵二国対委員長ら野党各党は、与党が提示した衆参両院での各1日(16、17両日)の予算委員会開催では不十分だとして、十分な審議日程を保障するよう要求しました。与野党は週明けの14日に国対委員長会談を開いて、引き続き協議する予定です。





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