2010年4月29日(木)「しんぶん赤旗」

科学誌『ネイチャー』

築地移転問題を掲載

共産党都議団の活動を紹介


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(写真)都職員の案内で微生物処理の実験施設を調査する日本共産党都議団。前列右から4人目が吉田都議=22日、東京都江東区

 東京都が築地市場を、土壌が汚染されている豊洲に移転しようとしている問題が、科学誌『ネイチャー』電子版(26日付)に取り上げられました。日本共産党都議団の吉田信夫幹事長へのインタビューを含め、この問題での都議団の活動を紹介しています。

 記事は、築地市場が、マグロをはじめ、1日に2000トン以上の魚介類を扱っていることを説明。そのうえで、東京都が築地市場を移転しようとしている豊洲は、かつてガス工場として使われ、土壌中に環境基準の4万3000倍ものベンゼンが検出されるなど、土壌がさまざまな化学物質で高濃度に汚染されていると述べています。

 この間、東京都が土壌処理の実験で無害化できることを実証したと報告したことや、日本共産党都議団が都議会の場で、その説明には根拠がないことを明らかにしてきたことなどを、吉田都議の話をまじえて記述。日本共産党都議団の請求で都が開示した、重要なデータを黒く塗りつぶした文書も掲載しています。

 記事は、吉田都議の、(都が実験で無害化を実証したというなら)その理由を説明しなければならない。また、(無害化が)最も汚染のひどいところできちんと機能するかどうか知る必要がある―との言葉で締めくくっています。





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