2010年3月13日(土)「しんぶん赤旗」
汚職増1万8000件
昨年 中国全人代で報告
【北京=山田俊英】2009年に中国で摘発された汚職事件が、前年より3%多い1万8191件だったことが分かりました。最高人民検察院の曹建明検察長が11日、全国人民代表大会(全人代)の全体会議で報告しました。
その他の腐敗行為や職権乱用など、職務上の犯罪容疑で公務員などが捜査・立件を受けた事件は3万2439件(前年比3・3%減)、4万1531人(同0・9%増)でした。容疑者のうち官庁の課長級以上は2670人、うち局長級が204人、閣僚級が8人にのぼりました。
政府は汚職を政権の存亡にかかわる問題と位置づけて取り締まっていますが、いっこうに減らない実態が改めて明らかになりました。今年1月には最高裁副長官にあたる最高人民法院副院長を務めた黄松有被告が収賄で無期懲役の判決を言い渡されました。
王勝俊最高人民法院院長は11日、全人代で行った報告で、違法行為で処分された裁判官などが795人にのぼり、うち137人が司法機関に送られたことを明らかにしました。ただ元副院長の事件には触れませんでした。

