2010年1月26日(火)「しんぶん赤旗」

国産材利用は重要

森林総合研究所 紙議員と理事ら懇談

茨城


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(写真)木材片から製造したエタノール燃料などの最先端技術の説明を受ける紙参院議員(左)=25日、茨城県つくば市

 輸入木材依存ではなく国産の木材の利用促進にむけて、日本共産党の紙智子参院議員(党農林・漁民局長)は25日、茨城県つくば市の森林総合研究所を訪れ、国産スギなどの新しい木材利用技術の開発状況を視察し、専門家と懇談しました。

 同研究所の福田隆政理事らから説明を受けました。

 地球温暖化防止対策として、国産木材利用の拡大によりスギなどの間伐を促進し、林業振興とともに、二酸化炭素吸収源となる森林の整備が迫られています。しかし、日本の木材利用の自給率は約2割にとどまっているのが実情。農水省は今国会に、国産木材使用量の報告・公表などを盛り込んだ公共建物の木材利用を促進する法案を提出し、木材利用を拡大する方針です。

 紙氏は「国産木材の利用は林業の再生と山村の振興にとって重要であり、国会での議論にいかしていきたい」とのべました。

 技術開発の担当者から、スギの集成材や合板を強度のある構造材として利用する最新の技術や、木質バイオマス(バイオエタノール製造やバイオプラスチックへの利用)の最先端の研究開発の現状について、くわしい説明を受けました。



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