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2010年1月16日(土)「しんぶん赤旗」

日本共産党大会3日目

対話「過半数」に本気

討論終わる 涙と笑いと元気と


 燃えに燃え、強く大きな党をつくって参院選に勝利しよう―。日本共産党第25回大会3日目の15日、討論で23人が発言しました。新しい情勢のもとで党勢拡大と有権者過半数との対話を進め、得票目標をやりきる決意などが語られ、笑いと涙と拍手が絶えない熱気あふれる討論を終えました。3日間を通じて62人が発言しました。


 東京と愛知の代議員は、「科学的社会主義の魅力そのもので学生を結集できる時代だ」など学生たちの意識の変化を報告しました。

 県医師会の重鎮がシンポジウムでの報告を引き受けて「赤旗」を愛読するようになった(高知)、「志位委員長の話がすごくよかった。共産党にほれた」と森林組合長が「赤旗」を読むようになった(島根)、65歳以上が半数を超える「限界集落」で党員を増やして「のどかな山村で突如共産党員が急増」とテレビで特集された(和歌山)など、情勢の大きな変化が紹介されました。

 沖縄の西銘健・浦添市議が、公園で寝泊まりする相談者の生活保護申請が却下されたことを話し、「こんな政治が続いていいはずがない」と語ると、「そうだ」と共感の拍手が起こりました。

 藤岡義英・長野県議補選候補は、「1日100人を目標に対話している」と発言。代議員たちは、他党支持層・無党派層との共同の広がりをばねにして有権者過半数との対話に本気で挑戦し、「成長・発展目標」をもった党建設と参院選必勝に全力を尽くす決意を口々に表明しました。

 移住して党議席空白を克服した山梨の山下利夫・富士河口湖町議は、中学3年までの医療費無料化を掲げて新しい層に信頼を広げた経験を報告。香川の福本耕太さんは小豆島の土庄町に移住して空白克服に挑み、友人もいない状況から青年との結びつきを広げている活動を語りました。

 得票率の「遅れた党組織」からは、「質量ともに強大な党に変ぼうさせる決意を固めあった」(福井)など、「遅れた状態は宿命ではない」との中央委員会報告を確信にして発展をめざすとの発言が相次ぎました。

 仁比そうへい参院議員は、肝炎基本法の成立など総選挙後の情勢を前向きに動かす日本共産党国会議員団の議席の値打ちを発言。はたやま和也北海道選挙区候補も参院選勝利の決意を語りました。

 討論後に市田忠義書記局長は、「国政選挙供託金支援基金」についての報告と提案をおこない、承認されました。



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