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2009年12月22日(火)「しんぶん赤旗」

森林の恵み「都民の宝」

都森林組合長、小池政策委員長と懇談


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(写真)山林の模型を前に語り合う小池政策委員長(中央)と小峰組合長(右)=21日、東京都西多摩郡日の出町の東京都森林組合

 日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員は21日、東京都森林組合(西多摩郡日の出町)を訪問し、小峰幸憲組合長、清水久巳専務理事と懇談しました。

 小池氏は「森林は東京の面積の4割を占めるが、政治の光が当たっていない。お聞きした話を国政の場でいかすために力を尽くしていきたい」とあいさつしました。小峰氏は全国森林組合連合会の大会(11月25日)での志位和夫委員長のあいさつを振り返り「私も理事として壇上で聞いたが、やはり拍手が一番大きかった。ぜひご支援を」と応じました。

 懇談では、森林は、環境、水源地、都民の憩いの場、バイオマス燃料など「都民の宝」だということで一致。小峰氏は「環境の世紀を迎えて森林が注目されているが、林業は成り立たなくなっている」とのべ、明治時代に西多摩地域が水源地として神奈川県から東京都に移管された歴史に触れ「放棄地が増えれば、森林から恵みを受ける都市住民が困る」と間伐や枝伐など森林管理への支援を訴えました。

 清水氏は、立木の販売額から伐採経費を引いた価格(山元立木価格)が1980年をピークに下落し、「東京の杉は1本700円程度。産業として成り立たない」と説明。「都内の森林は急しゅんで搬出経費がかかる。作業路の整備が必要だ」と語りました。

 清水ひで子党都議、あきる野市議、青梅市議、奥多摩町議、日の出町議が参加しました。



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