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2009年12月19日(土)「しんぶん赤旗」

普天間基地の早期返還を

宜野湾市議会が決議

沖縄


 「世界一危険な」米軍普天間基地の問題が政治の焦点になるなか、同基地を市街地のど真ん中に抱える沖縄県宜野湾市議会は18日、「米軍基地普天間飛行場の一刻も早い危険除去及び早期返還を求める」決議と意見書を全会一致で可決しました。

 決議は、連立政権誕生後の同飛行場に関する議論に、「当事者である宜野湾市民として、不安、危惧(きぐ)を抱かずにおられない。それは同飛行場返還の原点が忘れられているのではないか」「議論は、移設先だけに終始してしまっている感をぬぐえない」と指摘します。

 決議は、議論が袋小路に入り、返還が不可能になって「現状維持となれば、恐怖と犠牲を強いられるのは市民にほかならない」と強調します。「悲痛な叫びをあげる9万市民の生命と安心な生活を守る観点から、一刻も早い普天間飛行場の危険除去のため、同飛行場の運用の停止並びに早期返還を強く要求する」と結んでいます。

 同市議会は同日、11月7日に読谷村で起きた米兵ひき逃げ死亡事件にたいする「抗議決議」も全会一致で可決。決議は、事件の早期解決を求めて、米兵の身柄のすみやかな引き渡しと日米地位協定の抜本的改定を図ることなどの実現を強く要求しています。



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