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2009年12月6日(日)「しんぶん赤旗」

辺野古基地建設 白紙撤回求める

49環境・市民団体声明


 WWF(世界自然保護基金)ジャパンや日本自然保護協会などの全国49の環境・市民団体は4日、鳩山政権に対して沖縄県名護市の「辺野古・大浦湾地域への新基地建設(普天間代替施設)の白紙撤回を求める」共同声明を発表しました。

 声明は「辺野古・大浦湾地域は、日本にわずか十数頭ほどしか生息していない絶滅危惧(きぐ)種ジュゴンの限られた生息地であり、またアオサンゴの大群集に象徴されるように、豊かな自然生態系が残る海域」と指摘。

 辺野古・大浦湾地域が米軍普天間基地の代替施設を建設するために埋め立てられることに大きな懸念を抱き、事業実施を前提とした環境影響評価の進行や、海の生物を脅かす環境調査手法の問題点をあげ、あらためて撤回を要請。「最近では、エビ・カニ類の新種が36種も発見されています。埋め立て事業を実施すれば、このきわめて貴重な生態系の大規模な破壊は避けられません」と訴えています。



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