2009年11月20日(金)「しんぶん赤旗」
アフガン政策
不支持が支持上回る
米大学世論調査 先月から逆転
【ワシントン=小林俊哉】オバマ米大統領のアフガニスタン政策への不支持が49%、支持が38%。米キニピアック大学の世論調査研究所が18日に発表した世論調査で、こんな結果が出ました。支持が42%、不支持が40%だった先月調査から逆転しました。
同調査によると、アフガン戦争自体にたたかう意義があるかとの問いには、「ある」が48%、「ない」が41%。しかし、米兵が犠牲になってでもアフガンに安定した民主国家を建設する意義があるかとの問いには「ない」と答えたのが54%、「ある」と答えたのが37%でした。
オバマ大統領への支持率自体も、支持48%、不支持42%できっ抗し、同大の調査として初めて支持率が50%を割りました。
同研究所は「数値が示すのは、アフガン戦争への支持が広範に崩れているということであり、アフガンに軍事的に巻き込まれすぎることへの懸念の表れだ」と分析しています。