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2009年11月8日(日)「しんぶん赤旗」

派遣法の抜本改正を

全労連 非正規センターが総会


 全労連の非正規雇用労働者全国センターは7日、東京都内で第2回総会を開きました。

 パートや派遣、請負などさまざまな非正規労働者が発言。派遣切りとたたかうバンドー化学一般労組の労働者は、「派遣期間を超えて働かせられ10月末に解雇された。労働局の是正指導が出た」と報告。「自動車各社は反省もなく期間工募集を始めた。社会的責任をとらせるまでたたかう」(JMIUいすゞ自動車支部)、「新国立劇場の合唱団員は労働者ではない個人請負扱いされている。これではまともな文化が育たない」(東京公務公共一般)と訴えました。

 「学校給食の民間委託で雇い止めの不安から組合に入り、仲間も増えている」(大阪公務公共一般)「8年越しの運動で登録ヘルパー約60人を組合に迎えた」(北海道勤医労)「郵政事業の非正規21万4千人の均等待遇を求めてストライキをした。月給制職員の賃金2千円が引き上げられた」(郵産労)などと報告しました。

 あいさつした大黒作治代表・全労連議長は昨年の発足以降、「非正規切り」された労働者を組織し、政治を動かしてきたと強調。「政府が貧困率を発表したが、私たちのたたかい抜きに改善はない」とのべ、派遣法の抜本改正や最低賃金引き上げ、均等待遇などの運動を呼びかけました。

 九州社会医学研究所の田村昭彦所長が「青年非正規労働者の労働と健康の現状と対策」と題し講演しました。



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