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2009年11月8日(日)「しんぶん赤旗」速報

「雇用を守れ」「生活できる賃金と仕事を」

国民大集会に3万5000人 

東京・代々木公園


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(写真)「不況打開・なくせ貧困、雇用確保、守ろう!いのちと暮らし」を掲げた11・8国民大集会=東京・代々木公園

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(写真)国民生活の危機打開と沖縄に連帯し米軍新基地反対を訴えた11・8国民大集会=東京・代々木公園

  「たたかって政治を変え、要求を実現しよう」―すみきった秋空に、連立政権に対して切実な要求実現を迫る唱和が響きわたりました。東京・代々木公園で8日開かれた「新しい未来(あす)へ! 11・8国民大集会」。全労連、全商連、全日本民医連、農民連、新日本婦人の会などでつくる実行委員会の主催で約3万5000人が参加。全国から要求とたたかいを持ち寄り、国民的共同を広げる画期的な集会となりました。

 「雇用を守れ」「生活できる賃金と仕事を」「つぶされてたまるか」。会場は、横断幕、ゼッケン、帽子などに要求を書いた人々がつめかけ、身動きもできないほど。

 「政府は後期高齢者医療制度廃止といっていたのにぐずぐずしている。廃止は待ったなし。直ちに廃止せよと運動を強める」と力をこめたのは、年金者組合埼玉県本部戸田支部の男性。

 山形県内で印刷業を営む米沢民主商工会会員(59)は、「もっと運動を広げて政治を変え、中小業者を活気づけたい」と話しました。

 集会では、非正規労働者、外国人、高齢者、業者、医師、農民、女性、沖縄県民、学生が登壇。「非正規切りを繰り返さないため派遣法の抜本改正を」などと訴えるたびに、「そうだ」「頑張れ」の声援や拍手がわきおこりました。

 あいさつした全労連の大黒作治議長は、「雇用破壊、失業、そして貧困は深刻な実態にあり、待ったなしだ」と強調。新政権に対して国民生活を立て直すよう迫ろうと訴えました。

 連帯あいさつした反貧困ネットワークの宇都宮健児代表は、「貧困のない社会をめざし、一緒に頑張る」とのべました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、「旧来の政治を転換できるかどうかは国民のたたかいにかかっている。たたかいで未来を開こう」と訴え。鳩山政権に対して、沖縄の普天間基地の無条件撤去や労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の廃止など切実な要求実現を迫るたたかいを広げようと呼びかけました。

 小池晃参院議員・参院東京選挙区予定候補が紹介されました。

 派遣切り撤回を求めている日系ブラジル人で兵庫労連バンドー化学一般労働組合の女性(23)は「たたかわなければ変わらない。全国のたたかいを知りました。組合の仲間に伝え、頑張りたい」



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