2009年10月6日(火)「しんぶん赤旗」
地域に特別支援校を
父母らが県に求める
岡山・倉敷
岡山県の倉敷市立倉敷養護学校のPTAは5日、倉敷地域に県立特別支援学校を早急に建設するよう、7610人の署名を添えて石井正弘知事と門野八洲雄県教育長に要望しました。
倉敷地域には県立の養護学校がなく、市立養護学校の生徒数は増え続けて教室は不足し、運動場、体育館、プールなども手狭になり、生徒の活動が著しく制限されています。
PTAの署名提出は今年で3度目。県教委は今年度中に建設候補地を決定するとしていますが、あらためて小学部・中学部・高等部あわせた特別支援学校の早期建設を求めたものです。
PTAの母親は、「生徒が増えて体育館も狭く、卒業式も入学式も2回に分けてしている。来年は最低でも2クラスの教室が足りない。危機的状況です。今年度中といわず、一日も早く候補地を決めてほしい」と訴えました。
門野教育長は「小中高そろった特別支援学校を早くつくらなければいけないと思っています」と答えました。
PTA副会長を務める日本共産党の田辺昭夫倉敷市議が参加し、赤坂てる子、森脇久紀両党県議をはじめ各会派の県議も同席しました。
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