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2009年9月27日(日)「しんぶん赤旗」

9条守る共同呼びかけ

広島「宗教者九条の和」がシンポ


 「宗教者九条の和」は26日、宗教者として憲法9条を守る取り組みを広げようと、広島市でシンポジウムと“平和巡礼”を行いました。キリスト者、仏教の各宗派など宗教・宗派を超えて約250人が参加しました。

 第九条の会ヒロシマ代表世話人の岡本三夫氏が基調講演し、「憲法9条を21世紀のロードマップとして生かしていかなくてはならない」と語りました。

 シンポジウムでは、岡本氏のほか、日本基督教団牧師の宗藤尚三、広島平和文化センター理事長のスティーブン・リーパーの両氏が報告しました。

 宗藤氏は、戦前の侵略戦争に協力した宗教界の歴史に触れ、「宗教者が反戦に取り組むには戦前の反省が不可欠だ」と指摘。リーパー氏は「宗教者が立ち上がって、戦争や核兵器に固執する政府や政治家に『それは間違っている。戦争は絶対にやめよ』という声を突き付けなくてはならない」と訴えました。

 広島県9条の会ネットワークなど各宗教者「九条の会」が活動を報告したあと、憲法9条を輝かせるため「宗教者としての使命を果たす決意」を訴えるアピールを採択しました。

 アピールの採択後、参加者は、会場からかつて日清戦争時に大本営がおかれた広島城まで“平和巡礼”をし、市民に9条を守る共同を呼びかけました。



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