2009年9月20日(日)「しんぶん赤旗」
瀬長フミさん100歳祝う
沖縄
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日本共産党の副委員長で衆院議員を務めた故瀬長亀次郎氏の妻・フミさん=那覇市首里石嶺町=の「100歳を祝う会」が、敬老の日を前にした19日、那覇市内のホテルで盛大に開かれました。瀬長さんの家族や瀬長氏の議席を引き継いだ古堅実吉元衆院議員や赤嶺政賢衆院議員のほか、沖縄人民党や日本共産党にゆかりのある人たちが祝辞を述べ、カチャーシーを踊るなどして、さらなる長寿を願いました。
フミさんは1909年8月9日生まれ。戦後、米軍統治下の沖縄で「人民党弾圧事件」などで不屈にたたかう亀次郎さんを支え、また新婦人沖縄県本部の初代会長に就任し、沖縄の婦人運動の先頭に立ってきました。72歳で勇退するまで那覇市議を4期16年務めるなど、沖縄の社会進歩、平和のたたかいを切り開いてきた立役者です。
現在5人の子、12人の孫、22人のひ孫、2人の玄孫(やしゃご)の計41人の家族。次女の内村千尋さん(64)によると、長寿の秘けつは「よく体を動かし、あまりぜいたくなものを食べないこと」だといいます。
「祝う会」に先立つ同日午前、那覇市の翁長雄志市長が、市内の新100歳を代表してフミさん宅を訪問。祝いの記念品を贈呈しました。