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2009年8月24日(月)「しんぶん赤旗」

シベリア抑留者を追悼

新国会での法案成立に期待


 全国抑留者補償協議会(全抑協)などが主催する「シベリア抑留犠牲者追悼の集い」が23日、東京都千代田区の国立千鳥ケ淵戦没者墓苑で行われました。高齢の元シベリア抑留者や遺族ら約100人が参加しました。

 この集いは今年で7回目。第2次大戦直後、旧ソ連軍最高司令官スターリンが、中国残留の日本兵捕虜らをシベリアに強制抑留する極秘指令を出したとされる日に毎年開いています。

 集いでは、全抑協会長の平塚光雄さん(81)があいさつ。今年3月、野党5党などが参院に提出した「戦後強制抑留者特別措置法案」について「未払い賃金補償だけでなく、追悼や、将来への歴史継承を国の責任で実施する画期的な法案だ」と強調。総選挙による新しい国会で、この法案がすみやかに可決・成立することを「心より願う」と切々と期待をのべました。

 元抑留者3人と、遺族の男性(75)も発言。寒さと食料不足、過酷な労働の三重苦の中で命を落としていった抑留者らをしのびました。

 この集いには日本共産党政策委員長の小池晃参院議員が「新しい国会で特別措置法案成立に全力をあげます」とメッセージを寄せました。


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