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2009年8月12日(水)「しんぶん赤旗」

消費税率 食料品大幅下げ

「学生や高齢者の負担軽減のため」

フィンランド


 【ロンドン=小玉純一】北欧のフィンランド政府は10月から食料品の消費税(付加価値税)税率を現行の17%から12%に引き下げます。

 フィンランド政府広報官は10日、本紙の取材に対し、「他の国々と同様にフィンランドでもエネルギー・食料価格が上昇しており、低所得者層、とくに学生、高齢者が生活費の高騰に苦しんでいる。食料品税率引き下げは、こうした人たちの負担軽減をめざすものだ」と語りました。

 フィンランド放送協会が最近発表した約2000人を対象にした世論調査によると、62%が賛成し、3分の1が反対しています。賛成と回答した人の多くは、他の税金が上がっても食品の消費税率引き下げに賛成すると回答しています。

 同国の消費税標準税率は22%。食料品の税率は従来から他の商品と区別されています。



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