2009年7月24日(金)「しんぶん赤旗」
山口豪雨
難航する復旧作業
記録的な豪雨から3日目。山口県防府市右田地区に住む男性(58)は、農業機械が収納してあった納屋から土砂をスコップでかき出していました。「畑がすべて土砂で埋まってしまった。ナスもキュウリもスイカも収穫できない。駐車してあった車のボンネットを開けると中まで土砂が入っていた。さっき保険会社に連絡したが『道が復旧するまで取りにこれない』と言われた」と話します。
自宅玄関に電柱が倒れたという女性は、「床下の排気口から土砂が入ったが、親せきの家は家財道具がすべて泥だらけになってしまった。今はそれらを道路に出しておくことしかできない。役所は取りに来てくれるのか」とため息をつきました。
防府市真尾地区で園芸店を営む70歳の女性は、「鉢植え用の苗や花壇のポインセチアがすべてやられてしまった。役所からはまだ何の連絡もなく不安です」と語りました。
山口市まで働きに出ているという50代の男性は、「今は停電していて地下水のくみ上げができない。浄化槽にも泥がつまってしまって困っている。何から手をつければいいのやら」とうなだれました。
84歳の女性は、「土砂をかき出すために広島から息子が帰ってきてくれたが、一輪車で何度往復しても終わらない。畳が全部だめになった。高齢者の一人暮らしではこの先どうしていいのか不安です」と語りました。

