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2009年7月12日(日)「しんぶん赤旗」

主張

都議選きょう投票

暮らしと政治変える1票です


 東京都議会議員の選挙が、いよいよきょう投票です。

 最後まで1票を争う大接戦・大激戦です。「都民の暮らしを守る願い、政治を変える願いを、ぜひ日本共産党の候補者への1票に託してください」の訴えを実らせようではありませんか。

福祉と暮らしの願い

 都政の対決構図が、「自民か民主か」ではなく、石原慎太郎知事を支えている自民、公明、民主の「オール与党」と日本共産党の対決にこそあることは、選挙戦を通じていよいよ鮮明になりました。

 99・3%―。日本共産党が示した、民主党がこの4年間知事の提出議案に賛成した割合です。選挙になって民主党がどんなに「野党ポーズ」をとっても、この事実を打ち消すことはできません。

 「なにがぜいたくかといえばまず福祉」と公言する石原知事と自公民「オール与党」は福祉を切り詰め、予算に占める老人福祉費の割合は、東京都が全国最低です。深刻な経済危機が暮らしを直撃しています。都民の願いはまず福祉や医療、教育を立て直し、暮らしを守ってほしいということです。

 自民、公明、民主の各党は都民の福祉や暮らしについて語れないばかりか、口にしようとすれば、自らにはね返るものばかりです。公明党は東京の福祉は「日本一」などと宣伝しましたが、石原都政のもとで老人福祉費が予算での比率だけでなく実際の金額でも低下したのは、動かせない事実です。

 日本共産党の論戦と都民の運動に押され、75歳以上の医療の無料化も、都立病院の存続も、「30人学級」の実現も、あと一歩のところまできています。都議選で日本共産党の議席を伸ばし、都民の福祉や暮らしの願いを必ず実現しようではありませんか。

 石原都政は福祉を切り詰める一方、大型開発に都民の税金を注ぎ込んできました。税金のムダ遣いをなくすことも切実な願いです。

 なかでも練馬、杉並、世田谷の区間を巨大なトンネルでぶち抜く東京外郭環状道路の建設は、総額1兆8千億円、1メートルあたり1億円以上という巨大工事です。自公民「オール与党」は建設の推進を求めてきました。中止を主張し、行動してきたのは日本共産党だけです。日本共産党の議席を伸ばし、ムダ遣いをやめれば、福祉や教育に都民の税金を使うことができます。

 都政のムダ遣いについては、民主党も「べらぼう」などと批判しています。しかし、自ら税金をムダ遣いしていると批判されてきた豪華海外視察では、新聞のアンケートに7割近い候補が継続すると答えています。自らのムダ遣いをたださなくて、都政のムダ遣いをなくすことはできません。

安心と希望の政治を開く

 都民の間にはいまの政治への不満が鬱積(うっせき)しています。政治を大本から変えたいというのは都民の切実な願いです。

 自民党には不満、民主党には不安という声がひろがっています。消費税に頼るのか増税反対をつらぬくのか、財界にモノを言われるのかモノが言えるのか、企業献金に頼るか拒否するか―どの党が都民の暮らしをまもり、政治の中身を変えるのかの試金石です。

 どの点から見ても政治を変える力を持つ日本共産党を伸ばしてこそ、東京と日本の政治に「安心」と「希望」をひらく力になります。


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