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2009年7月3日(金)「しんぶん赤旗」

鳩山献金

実名の8割虚偽

05―07年個人分を訂正


 民主党の鳩山由紀夫代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、鳩山氏側が2005〜07年の3年分の収支報告書から118件(実数70人)、計1771万2000円分の個人献金をそっくり削除していたことが2日、本紙の調べでわかりました。

 3年間に個人献金として記載された88人のうち、名前を勝手に使われた個人は約8割に相当します。

 鳩山氏が虚偽献金について会見した6月30日に、収支報告書を訂正していたもの。

 これによると、05年は51人、52件の個人献金計708万円、06年は38人の個人献金計541万2000円、07年は48人の個人献金計522万円をそれぞれ、削除しています。重複を避けると70人になりました。

 70人には、本紙の取材に「献金を頼まれたことも、したこともない」と証言した人や、故人が含まれており、虚偽献金を削除したものです。

 今回の訂正で、削除された虚偽の個人献金1771万2000円は、そのまま鳩山氏の「貸し付け」として処理され、07年段階で鳩山氏からの「借入金」は8000万円から9771万2000円となりました。

 政治資金収支報告書が現在、閲覧できるのは05〜07年の3年分。友愛政経懇話会をめぐっては、鳩山氏側は、08年までの4年間で約90人が行った個人献金が虚偽記載だったとしています。



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