2009年1月27日(火)「しんぶん赤旗」

中南米首脳 キューバへ続々

地域統合に弾み


 中南米諸国の首脳が今年に入って相次いでキューバを訪問しています。昨年12月ブラジルで開かれた初の中南米・カリブ海諸国首脳会議をうけて、これまで米国の意向を考慮して訪問を控えていた各国の首脳がキューバとの関係強化に動きだしているもので、地域統合に弾みをつけそうです。


 アルゼンチンのフェルナンデス大統領が二十二日まで四日間キューバを公式訪問しました。同国大統領のキューバ訪問は二十八年ぶりです。

 フェルナンデス氏は滞在中、ハバナ大学で講演したほか、世界中から無償の留学生を受け入れているラテンアメリカ医学校を訪問して学生たちと交流。キューバが途上国の民生発展に果たしている役割を称賛し、キューバを含め地域統合がラテンアメリカ再生の鍵になると演説しました。

 同氏の訪問は、昨年ブラジルの会議に出席したラウル・カストロ議長が招請したものです。米国の団体などからはキューバ国内の「人権」問題を軽視するなとけん制する声が上がりました。フェルナンデス氏は独立、主権の相互尊重など外交原則にたった関係強化の立場を貫きました。

 キューバのフィデル・カストロ前議長は二十二日、昨年十二月初め以来、中止していたキューバ共産党機関紙グランマのコラム「省察」への寄稿を再開。その中で、環境問題や米国のオバマ新政権の発足など国際問題をフェルナンデス氏と話し合ったことを明らかにしました。

 キューバには今年に入ってパナマのトリホス・マーティン大統領、エクアドルのコレア大統領が相次いで訪問しています。今後、チリのバチェレ大統領やグアテマラのコロン大統領、一時関係が悪化したメキシコのカルデロン大統領が訪問を予定しています。

 一方、キューバのペレス・ロケ外相は二十二日から中米歴訪を開始、ニカラグアを訪れてオルテガ大統領と会談しました。また二十三日にはグアテマラで開かれた女性の進歩についての第二回非同盟諸国閣僚会議に出席し、同会議議長国として開会のあいさつをしました。(田中靖宏)


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