2009年1月23日(金)「しんぶん赤旗」

賃上げも雇用も

非正規切り許さない

40超える労組を結成

全労連評議員会


 全労連は二十二日、春闘方針を決める評議員会を東京都内で開きました。二十三日まで。

 あいさつした大黒作治議長は、非正規切りに対するたたかいの広がりなどを確信に「外需頼みから内需中心への転換を迫り、賃上げと雇用を守るために全力あげよう」と呼びかけました。

 大企業の「非正規切り」に対して四十を超える労働組合を結成し、解雇撤回や休業補償、住まい確保など重要な成果をあげていると報告。たたかえば大企業と政治を揺り動かすことができるとのべ、これ以上の雇用破壊を許さず、派遣法の抜本改正をめざし運動を発展させようとのべました。

 政府に不況から国民生活を守る姿勢がなく、雇用対策を口実に賃上げを抑え込む財界・大企業の姿勢を批判。「大企業は社会的責任を果たせ」「内部留保を使って雇用を守れ」という世論と運動を広げて、雇用と中小企業の営業を守り、日本経済を立て直す春闘にしようと訴えました。

 方針提案した小田川義和事務局長は、「雇用も賃上げも」の立場での積極的な要求を掲げたたたかいを強調。今こそ労働組合の役割が求められており、貧困・生活危機突破の大運動を地域から起こし、大企業の社会的責任を追及する国民的たたかいを呼びかけました。

 雇用破壊に対するたたかいでは、労働者が立ち上がり、重要な成果をあげていることを確信に、職と住居を失った労働者の救済とこれ以上の雇用破壊を許さない取り組みと緊急措置、労働者派遣法の抜本改正に向けて取り組みを呼びかけました。



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