2009年1月14日(水)「しんぶん赤旗」

将校ら軍務を拒否

10人超 “殺りく正当化できぬ”

イスラエル


 【カイロ=松本眞志】ガザ攻撃参加を命じられたイスラエル軍将校が十二日、軍務を拒否したことから命令違反によって法廷にかけられようとしています。

 命令を拒否したのはノエム・レブナ中尉。パレスチナのマアン通信によると、同中尉は「われわれは数百人の子どもを含む九百人のパレスチナ人を殺してきた。罪のない市民の殺害は正当化はできないし、誰もこの種の殺りくを正当化できない。ガザで引き起こした憎しみと怒りは、われわれに跳ね返ってくる」と語りました。

 マアン通信によると、レブナ中尉を含む十人のイスラエル軍兵士がガザ攻撃参加を拒否しています。イスラエル紙ハーレツも十二日、イスラエル軍予備役兵がガザ市民の殺害に抗議し、攻撃参加を拒否したと報道し、このほかにもイスラエル兵三人が同様の行動をとったと報じました。


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