2008年11月13日(木)「しんぶん赤旗」

ハッピースマイル4園閉鎖

子どもの状況把握を

川崎市竹間議員


 十二日の川崎市議会市民委員会で、市内のハッピースマイル保育所四園の閉鎖について審議しました。

 四園のうち、上小田中園は民間会社が施設を継承し早期再開めざし調整中、高津駅前園は運営継承の事業者が決まっていません。

 日本共産党の竹間幸一市議は一時転園した子どもたちが不安定になることが考えられるとし、園長だけでなく保育士に子どもたちの状況を聞くよう要求。一時転園先の保育園の保育士の体制補強、保護者の要望にそった対応を求めました。

 吉田利一保育課長は、「現場の職員からも把握していく」「一カ月、二カ月かかる見通しの場合は(一時転園先が継続してあずかる)アプローチもしなければいけない」とのべました。

 竹間市議は、市が保育士の給料の遅配、家賃滞納状況を知りながらハッピースマイル保育園を運営しているエムケイグループに対し適正な指導ができなかったことを指摘。エムケイグループのように多角経営事業者が他分野事業でいきづまった場合に経営状態の把握はできるかをただすと、関谷政幸こども支援部長は「民間会社の経営の流れの百パーセント把握は困難」と民間参入の問題点が浮き彫りになりました。

 竹間市議は、「保育士が解雇され、子どもたちに重大な影響を与えるようなことがあってはならない」とのべ、民営化の流れを批判し、公的保育の充実を主張しました。


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