2008年11月6日(木)「しんぶん赤旗」

消費税増税許さない国民的たたかいを

志位委員長会見


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=5日、香川県庁

 日本共産党の志位和夫委員長は五日、遊説先の香川県高松市内で記者会見し、「消費税増税問題が総選挙の最大の争点の一つに浮上してきた。消費税増税を許さない国民的なたたかいを起こすことを心からよびかけたい」と強調しました。

 志位氏は、麻生太郎首相が「三年後の消費税引き上げ」を明言するだけでなく、政府の社会保障国民会議も最終報告で二〇一五年に消費税率を3・3―11%引き上げることが必要だとしている動きを指摘。「三年後といったら次の衆院議員の任期中だ。(麻生首相の発言は)まさに増税を公約に掲げたということに等しい」と批判し、消費税増税を許さない国民的たたかいをよびかけました。

 そのうえで志位氏は、民主党を含めて各党は消費税問題にたいする態度が問われていると指摘。民主党は今年六月に日本経団連と行った「政策を語る会」で、経団連側に将来的な消費税の引き上げが必要だと明言していることをあげ、「あいまいな態度は許されない。民主党を含めて、消費税についての考え方、増税にたいする態度を鮮明にして選挙戦にのぞむ必要がある」とのべました。

 日本共産党の立場として志位氏は、消費税増税にきっぱり反対するとともに、食料品を非課税にすることを求めていること、財源問題では、軍事費を含むあらゆる無駄遣いに聖域なくメスを入れ、大企業・大資産家にたいするもうけ相応の負担を求めることでまかなえることを正面から掲げているとのべました。



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