2008年10月5日(日)「しんぶん赤旗」

働くルール確立を

パート・臨時労組連絡会が総会


 「貧困と格差を克服しディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現しよう」のスローガンを掲げて全労連のパート・臨時労組連絡会は四日、東京都内で第八回総会を開きました。

 長岡佳代子代表は、最低賃金の引き上げや「改正」パート法施行、人事院に国の非常勤職員の賃金改善指針を出させるなどの到達点を確信に運動を強めようと呼びかけました。

 井筒百子事務局長が「改正」パート法が職場で守られているかの「均等待遇」チェック運動や、「均等待遇」「最低賃金」「公契約」の三つの運動を結合して社会的運動としていくこと、有期労働契約の制限など「働くルールの確立」の運動をひろげるなどの運動方針を提起。全県で連絡会結成をと訴えました。

 討論では「非正規雇用の街頭相談会を計画。社会的運動にする」(神奈川)「京都総評青年部や女性部と共同でリーフを作製」(京都)「多くの労組の参加で毎月宣伝を継続」(岩手)「府臨時職員首切りを公務の問題とせず連絡会のたたかいにする」(大阪)などと報告されました。

 長岡代表や井筒事務局長の再任など役員体制を確認しました。


非正規センター初シンポジウム

 総会に先立ち、パート・臨時労組連絡会も参加する非正規雇用労働者全国センターは四日、七月の結成後初めてのシンポジウム「『雇用破壊』からディーセント・ワーク実現への道筋を探る」を東京都内で開きました。『週刊東洋経済』の風間直樹記者、元ILO(国際労働機関)事務局長補の堀内光子・文教学院大学教授が報告しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp