2008年9月27日(土)「しんぶん赤旗」

中山国交相暴言に批判の声

不見識 人権感覚なし

大臣失格


 中山成彬国土交通相が報道各社のインタビューで行った暴言に、各地で批判の声が上がっています。


子どもたちが犠牲

学力低い

 新日本婦人の会大分県本部の山本三知子事務局長は「本当にびっくりしました。仮にも文部科学大臣をやった人の発言とは思えません」と語ります。

 この間、新婦人として子どもに競争を強いる学力テストの中止を求めて運動し、教員採用をめぐる汚職についてもきちんと調査することを求めてきました。「学力テストの結果を組合攻撃に利用して、しかもちゃかしたようないいかたで許せません。大臣として失格です」と憤ります。

 大分では市町村、県、全国の学力テストが小学校四年生から各学年であり、子どもたちはテスト漬けで、かえって本当の学力が分かりにくくなっているといいます。

 「学力テストは学力向上のためだといっていたのに、ここになって本音が出てきた。テストの狙いが『日教組の強いところの学力が低いと証明するため』だったなら、そのために子どもたちが犠牲になった。子どもたちがいっそう競争に追い立てられることが心配。少人数学級を広げ、教員の採用を増やしてほしい。そうすれば汚職も起こりにくくなるはずです」

空港行政語れない

ごね得

 「不見識極まりない発言」と怒りをあらわにするのは、千葉県芝山町議会の空港対策委員長の萩原弘幸さん(日本共産党)です。成田空港問題の発端は「政府が一方的に空港建設の閣議決定を地域に押し付けたことにある」といいます。

 国は十年前に、一方的な空港建設の手法を改めると非を認めました。騒音対策と地域振興について国、県、公団、地元自治体の四者で協議しながら二本目の滑走路建設が進められています。「今でも年間二十万回離着陸があり、騒音と振動で生活が破壊され、四者協議の約束さえ守られていません。これ以上の騒音は許容できないというのが住民の声だ」と萩原さん。「『国であれば何でもできる』という民主主義のひとかけらもない発言は言語道断で空港行政を語る資格はありません」

国会決議したのに

単一民族

 「『単一民族』発言は、一九八六年の中曽根元総理など、ことあるごとに繰り返され、またもや、人権を何とも思っていない人が大臣に選ばれたと怒りを感じます」と清水裕二・少数民族懇談会会長・北海道ウタリ協会江別支部長は語ります。

 「六月に衆参両院で『アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議』が全会一致で採択され、首相官邸でも有識者懇談会が開かれたところでした。政府も真剣に取り組むかと期待していましたが、結局、パフォーマンスなのでしょうか。すぐに大臣を罷免(ひめん)にすべきですが、麻生内閣自体、日常的に失言を繰り返す、人権感覚のない内閣なんでしょう。政治が変わらないといけない」


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