2008年9月27日(土)「しんぶん赤旗」
タクシー行政転換を
「提言と要求」 共産党が国交省に申し入れ
国民の命と安全 運転者の生活守れ
![]() (写真)本田勝自動車交通局長(左端)に申し入れる党国会議員団。左から、こくた、塩川両衆院議員、山下参院議員、赤嶺衆院議員=26日、国土交通省 |
日本共産党国会議員団は二十六日、「タクシー政策の改定にあたっての日本共産党の提言と要求」をまとめ、国土交通省に申し入れました。こくた恵二、塩川てつや、赤嶺政賢の各衆院議員、山下芳生参院議員が参加しました。
タクシー事業では、政府が進める規制緩和路線のもと、需要が落ち込んでいるにもかかわらず、タクシー台数が増加。運転者の低賃金・長時間労働が広がり、交通事故の増加など安全運行を脅かす事態が深刻さを増しています。
「提言と要求」では、タクシーの「供給過剰」が二〇〇二年の道路運送法改悪で需給調整が撤廃され、新規参入や増車が自由化されたことによって生まれたと指摘。規制緩和政策の誤りを謙虚に受け止め、道路運送法の改正を含めた抜本的見直しを行って、国民の命・安全、運転者の暮らしを守るタクシー行政に転換するよう強く求めています。
申し入れで、こくた氏は、党の「提言と要求」を手渡し、「これまでの規制緩和政策と決別し、タクシーの公共交通機関としての役割を重視した見直しを行うべきだ」と強調しました。
応対した国交省の本田勝自動車交通局長は、「タクシー行政が今までの状態でよいのか強い不安をもって議論しているところ」として、党の申し入れを真摯(しんし)に受け止めたいと述べました。
「提言と要求」 骨子
「タクシー政策の改定にあたっての日本共産党の提言と要求」の骨子は以下のとおりです。
一、タクシーの輸送の安全・安心の確保のため、供給過剰を解消・防止する
二、過度な運賃競争を解消し、適正な運賃制度を確立する
三、運転者が誇りと働きがいをもてる賃金・労働条件の改善を図る
四、福祉・介護タクシーへの助成制度を設ける
五、運転者の社会的地位の確立、資質の向上を図るため、タクシー運転免許の法制化を実現する
六、「タクシー地域協議会」や、政策決定権限を持つ住民参加型の体制を設ける
七、タクシー減車による地球温暖化防止への貢献
八、原油高騰による燃料価格の値上げを抑えるため直接補てんを実施する


