2008年9月24日(水)「しんぶん赤旗」

青年キャンペーンカー 反響

“頼りは共産党”“討論キレがある”


 総選挙での日本共産党の躍進、「まともに生活できる仕事を! 人間らしく働きたい! 全国青年大集会」(十月五日、同実行委主催)の成功に向けて、青年・学生キャンペーンカーが二十日から首都圏を駆けめぐっています。宣伝・対話のなかで多くの若者たちが過酷な労働、雇用不安を口にし、日本共産党に期待を寄せました。(野村説)


 「みなさん、残業代、ちゃんともらっていますか?」「突然の解雇や一方的な契約打ち切りは労働基準法違反です。納得できないこと、ぜひ日本共産党にご相談ください」

 宣伝しながら街を走るキャンペーンカー。若者が注目し手をふります。

 帰宅途中の人たちに訴える「おかえりなさい宣伝」。東京・新宿駅前で、ずっと演説を聞いていたのは今春IT関係の企業に入社直後、上司から待機命令を受け、依然として待機中だという青年(27)。この数カ月、収入もないといいます。「貯金も底をついたので、きょうは派遣会社に名前を登録してきました。労働基準局に申し入れに行ったけど聞き入れてもらえなかった。もう頼りになるのは共産党しかありません。力をかしてください」と訴え、今後も相談にのることになりました。

 大手企業で通訳・翻訳の派遣社員として働いていたという若い女性は「どれだけ働いても貧困からは逃れられない。それって明らかに勤労意欲をそがれます」といいます。「国会で共産党の討論はキレがあってわかりやすい」と期待を寄せました。

 埼玉県熊谷市に住む青年(19)は三年間、会社事務所などの引っ越し業務を日雇いでしています。「一週間前に会社に仕事の予約をして、前日に仕事があるか聞く。三年で百数十カ所に派遣された。仕事が無いときも多い」といいます。「青年は孤立感を深めているけれど、連帯していくことが大切」だと「青年大集会」に誘うと「参加します」と即答。「共産党にはどうやったら入れるんですか」という話にまで発展しました。

 残業代なしで一日十四時間勤務を七年間続ける二十五歳のパン職人、残業が週四十時間という二十歳のホテルマン、仕事に就けない卒業生が多いと顔を曇らす三十三歳の高校教師…。青年の深刻な実態にあらためてふれ、宣伝に参加した青年たちは「“それを解決できる党がここにある”ってもっと知らせていきたい」との思いを強くしています。

 千葉県柏、松戸両市の宣伝に初めて参加した女性(33)は、「同じ世代の仲間と一緒にできて楽しかった。沿道からの反応を見て、日本共産党に対する期待を感じた。選挙で共産党がのびるためにもっとがんばりたい」と話していました。


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