2008年8月25日(月)「しんぶん赤旗」
“参加と共同” 確信
のべ1万人 教育のつどい終わる
京都市で開かれていた「みんなで二十一世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2008」(実行委員会主催)が二十四日、四日間の日程を終えて閉幕しました。最終日は八つのフォーラムを開きました。
四日間でのべ約一万人が参加。終了後、記者会見した実行委員会の山口隆事務局長(全教副委員長)は、父母、教職員、市民が一緒になって子どものことを語り合い、参加と共同の学校づくりでこそ子どもと教育の困難を乗り越えることができると確かめることができたと強調しました。若い教職員の積極的な参加と発言があったことや、貧困と格差拡大から子どもたちを守るためのつながりづくりの大切さを学びあったこと、改定学習指導要領の問題を討論の柱にすえたことなど、今年の特徴をあげ、憲法を生かしていく大切さを学びあえたと語りました。
「つどい」に六歳の男の子を連れて京都府南丹市から参加した女性教員は「父母は先生とつながろうという熱い思いを持っていると討論で感じることができました。父母と頑張りあえる教師になりたいと思った」と語りました。京都府向日市の小学生の母親(41)は「母親も学校や先生のことがわかるよう地域にある教育懇談会をもっと発展させなくてはと改めて感じました」とほほ笑んでいました。