2008年8月15日(金)「しんぶん赤旗」
“停戦・和平実現を”
国連総長など声明相次ぐ
6項目合意
グルジア・ロシア
グルジアとロシアが十三日未明に、欧州連合(EU)議長国フランスがまとめた六項目の和平合意をした後、国際社会は和平案履行へ向けての動きを強めています。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は十三日、グルジアとロシアの合意を歓迎する声明を出し、国連がグルジアの南オセチア自治州やアブハジア自治共和国での平和維持に「貢献する用意がある」と表明しました。
声明は「グルジアの領土保全と主権の尊重を基盤とした解決策への支持を改めて表明する」と述べました。
国連安保理議長国であるベルギーのグロールズ国連大使は同日、安保理各国に配布済みのグルジア停戦決議の修正ないし、新たな決議案の作成をフランスが進めていることを明らかにしました。
ロシアとグルジアが合意した和平案の中身を決議案に「盛り込む必要がある」ためと同大使は説明しました。
グロールズ大使は、潘基文事務総長の和平案歓迎の声明内容も考慮しなければならないと述べました。
ロシア外務省によると、ロシアのラブロフ外相とグルジアのトケシェラシビリ外相は同日、電話で和平案の実現方法について協議しました。停戦合意後、双方の当局者同士が接触したのは初めて。同外務省によると、人道支援の実施などについても話し合われました。
南オセチア紛争解決のための和平案
グルジアとロシアが十三日にフランスのサルコジ大統領の仲介で合意した六項目の「南オセチア紛争解決のための和平案」は次の通りです。
(1)武力不行使(2)あらゆる軍事活動の完全停止(3)人道支援活動の保障(4)グルジア軍は常駐地点へ戻る(5)ロシア軍は紛争前地点へ戻ることと国際メカニズムが導入されるまでのロシア平和維持軍の追加的な安全措置(6)南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の安全と安定の手段について国際協議開始。

