2008年7月3日(木)「しんぶん赤旗」
平和のための提言へ
G8向け世界宗教者会議
G8サミットに向けた「平和のために提言する世界宗教者会議」が二日、札幌市で開会され、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の大谷光真門主が基調講演しました。
WCRP(世界宗教者平和会議)の日本委員会(理事長・庭野日鉱立正佼成会会長)が主催。二日間の日程で、G8首脳に届ける「提言書」をまとめます。
大谷門主は「宗教者は過去のあやまちを謙虚に反省し、政治に悪用されないよう気をつけなければならない」と述べたうえで「諸宗教・非宗教に共通する倫理があり、社会の現実の問題に直面したとき、宗教の違いをこえて協力する道が開ける」と、現状を直視するよう呼びかけました。
また、期限をきった核兵器廃絶の提起や運動が進んでいることを例にあげ、「地球環境と核兵器の問題は子孫への、国境をこえた共通の責任」と述べ、「すべての人は暴力を恐れる、命はすべての人に等しい」という釈迦のことばを紹介しました。
会議には海外の正式代表を含む三百人が出席。バチカンの諸宗教対話評議会長官らキリスト教、ユダヤ教、イスラムの首脳がメッセージを寄せました。
WCRP(世界宗教者平和会議) 一九七〇年結成の諸宗教間対話組織。六六年の「アメリカ国内諸宗教会議」の提唱を受け、七〇年に京都で第一回大会を開催、これまでに八回の世界大会を開いています。当初は、アメリカのベトナム侵略に反対する宗教者の運動と一線を画す形でスタート。その後、平和や人権、環境に関する提言、紛争地域の民族・宗教間の和解プロジェクトなどを活発に展開しています。国際委員会の本部はニューヨーク。

